James R New 特注マウスピース B3CW-G2 マイルスデイビス

元カンスタルの職人で、今は独立してオリジナルマウスピースやニューヨーククラシック、スーパーチョップスなど多くのマウスピースをOEM製作しているJAMES R NEW氏が特注で製作したマウスピースです。
他にも著名なマウスピースを受注して製作しているようで、技術はトップクラスです。

リムがバック3CW、カップから下はマイルスデイビスが愛用したガスタット"2"の正確なコピーであるカンスタルG2、ブランクはモネットやメガトーンようなヘビーブランクで金メッキ仕様となっています。

マイルスの愛用したガスタット"2"は柔らかな太い音から突き抜けるハイノートまで、自在に吹きこなせる素晴らしいマウスピースでしたが、リムが小さめ、薄めで私には合いませんでした。このマウスピースはリムをバック3CWとし、唇の厚い奏者、少し大きめを好む方に合うように組み合わされています。
カップとリムはとてもなだらかに上手く繋がっており、カンスタル時代からガスタットとコピーモデルを製作してきたジム氏の技術の高さが伺い知れます。

バック3CWの吹きやすさのままに、表現の幅を広くし、マイルスの様な太く柔らかなソフトトーンから、キューッと絞り出す様なハイトーンまで、滑らかに繋がる繊細なコントロールを可能とした逸品です。
このようなカップとリムの組み合わせを変えたカスタムモデルはバランスが崩れて完成度が下がる事が多いですが、このモデルはとても良くバランスが取れていると思います。

あくまで私見ですが、モネット、ロータスなどモダンなマウスピースは低音から高音まで均一な音色を目指して設計されているように感じますが、ガスタットやジャルディネリなど、マイルスが愛用したマウスピースは、低音で暖かな息を入れると柔らかで太く、高音で息をしっかりと入れるに従い鋭く突き抜けるような音色と、表現力の幅を意識しているように感じます。その分、コントロールの繊細さは求められるように思います。

既製品としては入手困難な一点物です。
是非お試しください。

他でも出品中の為、先に売れた場合は出品を取り下げます。ご了承ください。

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